1. Mapserverを用いたWFSサーバの概要
WFS ( Web Feature Service )は地物レベルの空間データをウェブへと発行するものである。これは、画像を返す(Mapserverがずっとそうしてきたように)代わりに、クライアントはそこにある特定の空間的な地物のより細かい情報を、ジオメトリと属性の双方について、得ることができる、ということを意味する。他のOGC仕様と同様に、このインターフェースも配送機構としてのHTTP上にXML、より正確にはXMLのサブセットであるGML (Geography Markup Language)、を乗せて使用する。
1.1 WFS関連の情報
ここにいくつかのWFSに関連するリンク(新しくMapserverによるOGCサービスについてのワークショップを追加している)を示す。これらは非常に技術的な仕様についての詳細を記しているので、MapserverでWFSを立ち上げ動作させるのにこれらの全てを読みとおす必要はない。しかしながら、どのように動作するのかを理解するために、これらを眺めた上で、基本部分については慣れ親しんでおくことを奨める。
- OGC Web Feature Service Implementation Specification
- Geography Markup Language Implementation Specification
- OGC Web Services Workshop package
Mapserverでの作業知識はもちろん要求される。
1.2 必要なソフトウェア
MapserverでWFSサーバを動作させるためには、いくつかのライブラリとともにコンパイルされている必要がある:
- PROJ.4: 再投影ライブラリ。バージョン4.4.3以降が必要。
- GDAL/OGR: I/Oサポートのライブラリ。バージョン1.1.8以降が必要。
これらのライブラリや機能のサポートをつけたMapserverのコンパイルにの詳細ついては、 Mapserver UNIX Compilation and Installation HOWTO を参照してください。 WindowsユーザはMS4Wから取得できる。
1.3 GMLサポートされているバージョン
MapServerはGML2とGML3を出力できる、ディフォルトはGML2となる。 'OUTPUTFORMAT'パラメータを指定によって指定できる。例:
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