OGR Simple Featuresライブラリは、ESRIのシェイプファイルやMapinfoのmid/mifおよびTABフォーマットを含む様々なベクタファイルフォーマットへの読み込み(いくつかについては書き込みも)の機能を提供するC++を用いたオープンソースのライブラリ(およびコマンドらインツール群)である。
OGRは実際GDALライブラリの一部です、そのため、GDALのリファレンスも参照してください。
2.1 OGRはMapserverに何をもたらすのか?
OGR Simple FeaturesライブラリはMapServerユーザがいくつかの種類のベクタデータファイルをそのネイティブなフォーマットのまま表示できるようにする。例えば、OGRサポートつきのMapserverを使用する場合、MapinfoのMid/MifおよびTABファイルをESRIのシェイプファイルへと変換する必要はない。
2.2 どんなデータフォーマットがサポートされているのか?
最新のサポートされているフォーマットのリストについては http://ogr.maptools.org/ogr_formats.html を参照のこと。このドキュメントが書かれた時点で、以下のフォーマットがサポートされている。
- ArcInfo Coverages
- Comma Separated Value (.csv)
- DODS/OPeNDAP
- DWG
- DXF
- ESRI Personal GeoDatabase
- ESRI Shapefiles
- FMEObjects Gateway
- GML
- GRASS
- INTERLIS
- MapInfo files
- Microstation DGN files
- MySQL
- OGDI Vectors
- ODBC
- Oracle Spatial
- PostgreSQL
- SDTS
- SQLite
- UK.NTF (National Transfer Format)
- US Census TIGER/Line
- VRT - Virtual Datasource
注記1: 上記のフォーマットのいくつか(OGDIなど)は外部依存があり、OGRサポートのあるMapserverバイナリの配布物で常に含まれているわけではない。
注記2: 上記のフォーマットのいくつかは元々ランダムアクセスには向いていない。MapInfo?のMIF/MIDファイルの場合、 これはテキストフォーマットであり、ウェブアプリケーションにおいてはかなり貧弱な性能しか得られない。一方で、MapinfoのTABのようないくつかのバイナリフォーマットはランダムアクセスに向いており、Mapserverのネイティブのシェイプファイルアクセスとくらべてもよい性能を得るだろう。
2.3 より詳細OGRプロジェクトについての情報の入手法
- OGR Simple Featuresについてのより詳細な情報はhttp://ogr.maptools.org/で得られる。
- GDAL mailing list http://lists.maptools.org/mailman/listinfo/gdal-dev/
- gdal IRCチャンネル http://mapserver.gis.umn.edu/community/irc/
OGRのメイン開発者はFrank Warmerdamである。
<moc.xobop|madremraw#moc.xobop|madremraw>
OGRのMapserverへの組み込みはDaniel Morissetteによりなされている。
<ac.snoitulosmd|ettessiromd#ac.snoitulosmd|ettessiromd>